関西屈指のパワースポット、秘境ムード漂う犬鳴山温泉郷を満喫したら、ちょっと寄り道のお楽しみも♪
まるでジブリの世界に迷い込んだようなカフェテラスや宿泊施設、本殿が国の指定重要文化財となっている歴史ある神社、そして、ステンドグラスの美しさにため息がこぼれるギャラリーも必見です!
犬鳴山ゆかりの美味しいスイーツのお土産も忘れずにね♪
ジブリの森の中にあるようなカフェテラスでひと息♪
カフェテラス 空(くう)
犬鳴山の自然に溶け込むように佇む「カフェテラス空(くう)」。
扉を開けて中に入ると、想像以上に広い店内、自然あふれるテラス席へ。川のせせらぎ、鳥たちのさえずり、気ままな猫たちが迎えてくれる、まるでジブリの世界に迷い込んだような、都会では味わえない空間が広がる。
カフェテラスで食す、犬鳴地鶏や犬鳴豚、地元野菜を使った本格的な食事メニューが充実。オーナーの東条さんが作る料理を目当てに訪問するお客様も少なくないとか。とくに、地元大木の養鶏場から仕入れする希少価値の高い犬鳴地鶏は、ぜひ食して欲しい逸品。「100日前後の若鳥のみを使っているので柔らかく癖がない。飼育環境や飼料も把握しているので刺身でも安心して提供できる」と和やかに教えてくれた。
一番の人気メニューは、この犬鳴地鶏、犬鳴豚和牛が一度に味わえる「一人焼肉」(1800円)。
ボリューム満点の犬鳴地鶏のから揚げ(むね肉&もも肉)とミニハンバーグ付セット(1400円)もお得。素朴で優しいテイストの自家製デザートりんごパイもオススメです。
カフェテラスの奥には音響設備のあるイベントスペースもあり、音楽イベントを開催することも。
ハイキングや温泉を楽しんだら、猫はもちろん、犬(リード要)など、動物たちと一緒に、森の中でゆるやかに流れる時間をcaféで過ごしませんか?
カフェテラス 空
◆大阪府泉佐野市大木7
◆営業時間 9:00 ~ 19:00(L.O 19:00)
※ご来店時は、事前に店舗へご確認をお願いします
◆定休日 木曜日、金曜日
犬鳴山の自然と風を感じるお泊り体験
犬鳴山 いこいの家
昭和27年に開業した「いこいの家」は、和風と洋風のコテージのような6棟ある宿泊施設。
各棟にはキッチンやバーベキュー設備があり、川を眺めながら入る岩風呂も非日常感を満喫できる。
現在オーナーは3代目の東條匡恒さん。併設する「カフェテラス空(くう)」も経営されている。
東條さんは大学の建築学部を卒業後、設計事務所に就職。すぐに任された仕事で川崎市建築賞を受賞し、さらには、血液BANKなる建物を監督した際は、1ヶ月という厳しい工期日程で建設したというから驚く。
その後、独立し、銀座で設計事務所を30年経営された。
故郷の泉佐野市大木地区へ戻るきっかけとなったのは、「台風の倒木材を使いコテージを作りたい」という要望を受け、従来の建物と異なる工法で「いこいの家」を建設し、地元の大工さんの注目を集めた。
そして、宿泊施設を増設するなど、インフラも自身で整備し、40年以上たった今も犬鳴山の貸別荘として稼働している。
「カフェテラス空(くう)」も、7割はオーナー東条さんの手造りだそうで、犬鳴の自然との共生をテーマに古くても味のある建物をご夫妻で維持管理されている。
自然の風を感じる森の中、山小屋を想わせる宿泊施設は星が近く、6月には犬鳴川で光る蛍に出逢える。
まるでジブリの世界へ飛び込んだような、自然と風を感じるお泊り体験を!
少人数からグループ・家族、犬や猫と一緒に宿泊も可能です。
犬鳴山 いこいの家
◆大阪府泉佐野市大木7
◆営業時間 チェックイン 15:00~
チェックアウト 10:00~
心温まるランプの灯り、ステンドグラスの美しさにふれて
ランプの家(ギャラリー)
犬鳴山温泉郷への道すがら、ちょっと寄り道して、色鮮やかなステンドグラスのアート体験を。
まるで時が止まった様な山深い大木に建つ「ランプの家」は、ステンドグラス作家・中野一夫氏、弘美さんのアトリエ&ギャラリー。欧米各国の色ガラスでデザイン・制作したオリジナルステンドグラスのランプのアート作品を約60点展示している。
中野一夫先生は、55年前に18歳で輸入ガラスの販売会社に就職。その後、ステンドグラスについて独学で技術を習得する中、1900年開催のパリ博でグランプリを受賞したティファニーに影響を受け、研究に励んだそうだ。そして目指したのは、日本人の感性で創るステンドグラス。
作家活動のほか、NHKのカルチャースクールなどの講師もしており、当時、生徒だった弘美さんと出会い、結婚。ご夫婦で素敵な作品を生み出している。
それらを展示する場として選んだのが、子どもの頃の思い出が詰まった自然豊かな大木。親族に育てられた中野先生にとって「海は父・犬鳴山は母。厳しさと優しさを教えてもらった」と、にこやかに話してくれた。
普段はとても愉快な先生だが、ガラスを形作るなどの道具を持つ目は真剣。型紙製作後、ガラスを切り、銅箔テープを巻き、ハンダでガラス同士を繋ぐ。忍耐や集中力が必要な細やかな作業だ。
「図柄を考案し、それに合わせランプの形を決める。デザインが一番難しい。自由奔放、気ままな生き方が想像力の源、見て感動したこと、感じるままを表現すればいい」と教えてくれた。
そんな先生が手掛けた幻想的なステンドグラスを見学しに、ぜひお越しください!
ギャラリー夢民(むうみん)では、ステンドグラス小物の他にも、さまざまなハンドメイド作品を展示・販売中。
ランプの家(ギャラリー)
◆大阪府泉佐野市大木299
◆営業時間 10:30 ~ 15:30
※その他時間対応可能
◆定休日 木曜日, 金曜日
※見学は定休日でも対応することもできるので要相談
火の上を走り渡る神事があったことが社名の由来に
火走神社(ひばしりじんじゃ)
大阪府泉佐野市から和歌山県紀の川市に至る府道62号泉佐野打田線(いずみさのうちたせん)沿いに、幽玄な佇まいの神社がある。日根荘入山田村の総社であり、式内社(しきないしゃ)の古社「火走神社」。
その昔、この神を祀る際に神職が燃える火の上を走ったことから、社名も「火走」と名付けられたと、江戸時代中期の地誌「和泉名所図会」には記されている。
貴重な建物も多く、1622年(元和8年)に建立された本殿は泉佐野市指定文化財に登録されており、境内社の「幸社」の本殿は国指定重要文化財となっている。
アニメ等に登場するヒノカミ神楽は、正に軻遇突智神(かぐつちのかみ)に由来すると思われ、火をモチーフにした火の神神楽(ひのかみかぐら)の舞が奉納された時は、多数の来場者を魅了したそうです。
お参りに立ち寄れば、きっとすがすがしい気持ちになれるはず。
火走神社
◆大阪府泉佐野市大木1534
◆年中無休、参拝無料
犬鳴山にちなんだスイーツをお土産に♪
犬鳴山で神秘のパワーをチャージしたら、地元で愛されている和洋菓子店でお土産もゲット!
素材にこだわった手作りのお菓子が並ぶ「京橘(きょうたちばな)」は、地元民に愛され、半世紀以上続く和洋菓子店。黄身餡の中に栗を入れた、上品な甘さが美味しい「犬鳴山」(6個入り1223円~)。犬鳴山にちなんだネーミングで、泉佐野のお土産にぴったりです。
京橘(きょうたちばな)
◆大阪府泉佐野市高松東1-5-22
◆営業時間 9:30~19:30
◆定休日 水曜日 ※祝祭日除く
犬鳴山へ向かう府道247号線沿いにある「パティスリー・アン・スリール」。無農薬米ぬかなどの素材を使用した「さのかるたクッキー」(12枚入り1800円)は、泉佐野市日本遺産お土産コンテスト優秀賞受賞した名菓。パッケージの「泉佐野市版いろはかるた」に郷土愛を感じます。
パティスリー アン・スリール
◆大阪府泉佐野市市場西1-1-11
◆営業時間 10:00~13:00、14:00~18:30
12 : 00~18:00(カフェ)
◆定休日 不定休
※お休みは店舗ホームページを確認ください